膝の痛み・・・鍼灸治療は効く??⑤

2018/10/21

膝の痛み・・・鍼灸治療は効く??⑤

 

こんにちは!!

本間治療院の榊原です!

 

今週は晴れの日が続いていますが、気温はグッと下がっています。

体調の変化にお互い、気を付けて今週も乗り切りましょう!!

 

 

前回までは、鍼灸治療の適応で無い疾患のうちの非外傷性膝関節(膝の内側に原因がある場合)についてお話をしてきました!

ですので、今回から<外傷性膝関節(膝の外側に原因がある場合)>についてお話をしていきます!

 

目次

鍼灸治療の適応で無い疾患

<非外傷性膝関節(膝の内側に原因がある場合)>

  • 膝関節の捻挫・半月板損傷・靭帯損傷
  • 大腿四頭腱断裂
  • 膝蓋靭帯の断裂
  • 膝関節および周辺の骨折

 

 

今回は1.捻挫・半月板損傷・靭帯損傷についてお話いたします!

 

まず、この3つは直達外力(外からの力が直接関節に加わったもの)と介達外力(直接ではなく、何かを介して外からの力が加わったり、関節周りの筋肉が急に収縮したもの)が膝関節に影響を与えた時に発症する代表的なものです。

 

・膝関節の捻挫 膝関節に外からの力が加わったために、膝関節の相互関係(太ももの骨と脛・膝関節にある靭帯や関節液などの相互性)が瞬間的に乱れ、その直後に乱れる前の状態に戻る。この時関節包(関節を包んでいる膜のようなもの)や支持組織(血液・細胞・骨・軟骨などの組織のこと)に傷がつき、ズキズキと痛みを感じ腫れが出てきたりする現象のこと。

 

・半月板損傷 太ももの骨とスネの骨の関節面にある内側・外側半月板が剥がれたりちぎれたりなどの現象を起こしたもの。中高年層における変形性膝関節症でも、理由なく起こることがある。

 

・膝の靭帯損傷 膝の靭帯損傷とは、内側外側側副靭帯・前十字靭帯がスポーツや交通事故によってちぎれてしまうもの。

 

 

膝関節捻挫・半月板損傷・靭帯損傷を判別するための特徴

  • 受傷後、激しい痛みを感じる。そして、1時間以内に著名な関節部の腫れがでる

この症状は関節内で出血したために起こる関節内に血種(血の塊)が発生します。

たとえ捻挫であっても関節内での骨折や靭帯にキズがついていたり、半月版損傷を伴っていることがあります。これは重症の兆候です。

 

  • 腫れや疼痛があり、膝が安全に伸ばせないのに膝関節を動かした際に音が鳴る(パキやポキなど)、動作時に軟骨の破片や靭帯の破片が膝関節にはまって動かなくないという症状がある時。

半月版にキズがついている可能性が高いです。半月板損傷の多くは、半月版の断裂でこの場合、保存的治療(出血させずに治療する方法のこと。)では治癒しないといわれています。

靭帯、半月板損傷の場合で保存治療が行えるのは、半月板のまわりにできた小さな傷か靭帯の剥離に限られている。だが、スナッピング(動作時に関節が鳴る)や嵌頓症状(関節に軟骨や靭帯組織がはまってしまい動かなくなること。)を認める場合は、殆どが半月板実質の断裂で、外科的な処置が必要になるものが多い。そのため、鍼灸治療の適応になりにくいのです。

 

  • 外からの強い力によって発症し、受傷後1時間以内に関節の腫れが出現し、膝関節内に疼痛性の関節可動制限があるとき

さらに上記の症状に加えて、受傷時に何かが切れたような感じがあったり、無意識に膝が軽く曲がっている場合は、靭帯損傷を疑います。

損傷しやすい箇所は、内側側副靭帯です。又、内側側副靭帯が合併して損傷する複合的なものが多いです。内側側副靭帯に圧痛があると陽性(靭帯に損傷があることを示す反応)となり、完全断裂の場合は断裂部分が凹んでいますので、目視でわかります。これも鍼灸での治療は困難を極めます・・・。

 

 

靭帯断裂自体を鍼灸治療で治すことはできませんが、別の原因の膝の痛みであれば痛みの緩和を行うことができます。

膝の痛みでお悩みの方は、まずご相談ください!

 

 

次回は<大腿四頭筋腱断裂>についてです!お楽しみ(^^)/