鍼灸指圧 本間治療院の小林です!
連続して頭痛の疾患を6回に分けてご紹介しています!
第1回 片頭痛
第2回 緊張性頭痛
第3回 群発性頭痛
第4回 後頭神経痛による頭痛
第5回 三叉神経痛による頭痛
第6回 薬剤の使用過多による頭痛
第3回目の今回は群発性頭痛についてご紹介いたします!
群発性頭痛とは主に春先や秋口などの季節の変わり目に頭痛が起こり、一度痛みが起こると毎日のように症状が出ます。痛みは一定期間(数ヶ月)続き、その後症状は治まり、半年から3年程経過した頃にまた頭痛の症状を引き起こす頭痛のことを指します。
また頭痛が出ている期間を群発期と呼び、群発期以外では頭痛の症状はピタッと治ったように症状が出ません。
片頭痛は女性に多いですが、群発性頭痛は男性に多く見られる傾向があります。(女性の約4~5倍と言われています。)ですが、なぜ男性に多いのか理由はわかっていません。
原因としては片頭痛と同じく、ストレスや睡眠不足などが原因で血管が拡張して神経が圧迫されることにより頭痛が起こります。
ですが、片頭痛と違うところは特に目の後ろの血管で起こり、強烈な頭痛が起こります。
主に生活リズム(自律神経)の乱れが大きく関与しています。
症状としては片方の側頭部から目の奥にかけてキリキリとした鋭い痛みが特徴です。
痛みの表現としては目の奥をえぐられる、目の奥をキリで突かれているような痛みが出ます。
痛みは発生から数分でピークに達します。
頭痛の症状は飲酒やたばこで症状が強くなり、症状が強くなると頭痛が出ている方の目に充血や涙が出たり、鼻づまりや鼻汁が出るなどの症状も伴います。
治療としてはまず生活リズム(自律神経)の改善が重要になってきます。
まず、自律神経は交感神経と副交感神経という2つの神経があります。
交感神経は仕事をしている時や集中している時に優位になる神経で、副交感神経は時睡眠や食事・休息などリラックスしている時に優位になる神経で、この2つの神経のバランスが良いことで健康でいられます。
しかし、交感神経が働き過ぎてしまうことで筋肉が硬くなり、血管や神経を圧迫して「片方の側頭部から目の奥にかけてキリキリとした鋭い頭痛、充血、鼻づまり、鼻汁が出る等」の症状を強くしているので、当院独自の自律神経調整法を用いて交感神経の緊張を解き、全身の緊張を和らげる施術を行います!
そして当院は筑波技術大学 保健科学部保健学科の助教授 近藤 宏先生と頭痛に対する鍼灸治療の有効性及び費用対効果について研究を行っております!
この研究では16歳以上の方で3ヶ月を超えて1ヶ月1日以上頭痛がある方を対象に、3ヶ月間の鍼灸治療による費用対効果や頭痛の程度、日常生活への支障度等にどのような効果を与えることができるか検討することを目的としています!
頭痛は国民の1/4が訴える愁訴であり、特に慢性頭痛は3000~4000万人いると言われており、著しくQOL(生活の質)を低下させることが報告されています!
また頭痛では1年間発作に悩まされずに健康に暮らすためには約200万円の余計な支出が必要となることも報告されていて、頭痛は経済的にも損失が大きいと言えます。
頭痛が多く出る方は、頭痛の症状だけではなく、頭痛薬の服用時に起こる薬の副作用などでお困りの方も多くいらっしゃると思います。
そこで、当院では副作用のない鍼灸治療行い、頭痛の回数を減らし、頭痛をなくしていくことを目的として治療を行っております!
片方の側頭部から目の奥にかけてキリキリとした鋭い頭痛、充血、鼻づまり、鼻汁が出るなどの症状でお悩みの方は当院までご相談ください!!
鍼灸指圧専門 「本間治療院」