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どうして「はり」が効くのか?~鍼刺激の作用とは~

こんにちは!

鍼灸指圧本間治療院 研修生の東澤です!

 

当院では日々多くの患者さんに対してはりやきゅうでの治療を行っておりますが、

そもそもなぜはりが効くのだろうか、と疑問に思う方もいらっしゃると思います。

あんなに小さくて細いはりを打つことで、なぜ痛みがとれるのか?

まるで魔法のようにも感じられるこの疑問にお答えします。

 

はりを体に刺入するということは、体内に刺激を入れるということであり、この刺激に

神経や筋肉が反応して体内の状態が変化します。

今回はこのうち神経の反応による変化について書いていきたいと思います!

 

はりでの刺激は皮膚にある感覚受容器というものがキャッチし、神経を伝わる

伝達信号となって脊髄をのぼり神経の中枢である脳に伝わります。

脳がこの信号を受け取ると、刺激に対応して体の状態を変化させるために今度は中枢から刺激があった箇所(抹消)へと信号がくだり、はりで刺激した周囲の筋肉や

その神経が支配する体内の器官の状態が変化します。

はり治療ではこのような一連の体内で起こる変化を利用して、患者さんが訴える症状の改善を図っているのです。

具体例としては、胃の調子が悪いという患者さんに対し、胃に支配の枝を伸ばしている神経を背中からはりで刺激してやることで、脳を介して胃まで信号を飛ばし(時には反射の作用で刺激した箇所→脊髄→体内器官への直接ルートで)、胃の運動を活発に

したり、逆に運動を落ち着かせることができるのです。

 

はりを打たれた際に感じる独特のズーンとした感覚も、この一連の作用で感じるものとなっています。

 

元々体に備わっている機能を後押しすることで、体全体をより良い状態にする

鍼灸治療の神秘。

次回は、はり刺激によって筋肉がどう変化するのかを書いていきたいと思います!

 

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