変形性膝関節症の症状~立ち上がり・歩行痛・階段・膝折れ・嵌頓~
こんにちは!
本間治療院の榊原です!!
いよいよ冬の寒さが辛くなってきましたね・・・
私は、寒いのがとても苦手なので、先月からお腹と腰にホッカイロを忍ばせています・・・
今回は、変形性膝関節症の症状についてお話します!
前回は、~自発痛・夜間痛・動作開始時痛(運動開始痛)・正坐痛~についてお話しましたので、今回は~立ち上がり・歩行痛・階段・膝折れ・嵌頓~についてお話します!
今回と前回のブログの内容は変形性膝関節症で出てくる症状についてお話していますので、是非最後までご覧ください!
*立ち上がり*
坐位から立ち上がる時に痛みがあることを指します。こちらは前回のブログで紹介しました正座痛と同様に高頻度で出現する症状です。しかもこの立ち上がり痛は治療によって改善がしやすいです。
*歩行痛*
平地を歩行する際に痛みが出たり、膝の痛みが悪化する場合はこの症状に当たります。
特にX脚(内反変形)のある方はこの訴えが多くあり、軽度の歩行時痛は、鍼灸治療によって比較的に消失しやすいです。
*階段昇降時痛*
変形性膝関節症の場合、階段を降りるときに痛みが出やすいため、症状が進行していくにつれて階段の昇降時に両足で一段ずつ昇り降りするようになります。
*膝折れ*
膝折れ・・・または、膝くずれともいいます。
中には膝くずれと言ったほうがわかりやすいかもいるかもしれませんね。
これは、歩いている途中に膝がガクンと曲がってしまう症状のことをいいます。
凸凹の道を歩いている時や、階段を降りる時、小石を踏んだ時、または方向転換をしようとターンをした時などによく起こります。
この膝折れは、変形性膝関節症だけではなく半月板損傷・前十字靭帯損傷・関節鼠などでもよく見られます。いずれにしても、大腿四頭筋の萎縮や足の筋力低下がある時に頻発します。
*嵌頓(かんとん)*
ロッキングともいいます。膝関節の症状が15度~30度を残して完全に伸ばせなくなる症状のことです。この症状は、膝を曲げることはできるのに、膝を伸ばすことができない上に、急に起こり急に消失するのが特徴です。
膝が伸ばせなくなるのは、関節内部に発生した※遊離体が大腿骨(ふとももの骨)と脛骨(スネと呼ばれる部分にあたる骨)の関節面にはさまれるためです。
半月板損傷・関節鼠・離断性骨軟骨炎・骨軟骨腫症などにみられます。
嵌頓症状は出現と同時にたびたび痛みや圧迫感を伴いますが、徐々に膝を伸ばせなくなったり、だんだん膝を伸ばせるようになったりすることはないので、もしこのような症状の出方をしていたらそれは、嵌頓症状ではありません。
※遊離体とは、けがなどにより関節軟骨やその下の骨の一部が剥がれ、関節内を移動するようになった骨や軟骨のかけらのことをいいます。
嵌頓症状が繰り返し起こるものは鍼灸治療が不適応です。
ご自身の症状がどれにあてはまるのか?
ご自身の膝の痛みは治るものなのか?
それとも、治らないものなのか?
ご心配な方は是非、当院へご連絡ください。
問診(お身体の状態を聞くこと)をしっかりと行いながら、疾患の鑑別をし、鍼灸治療が行えるかどうかを判定し、鍼灸治療が行えるのであればそのまま治療に移ります。
膝の痛みに限らず、ご自分の身体の悩みが鍼灸で治療できるかどうかお悩みの方も是非ご相談くださいね!
本日はここまでです!
次回は、変形性膝関節症の症状~他関節痛・こわばり~についてです!
お楽しみに~!