こんにちは!!
鍼灸指圧 本間治療院の小林です!
本日から五十肩を6回に分けてご紹介いたします!
第1回 五十肩(総論)
以下は各論です。
第2回 五十肩~上腕二頭筋長頭腱炎~
第3回 五十肩~腱板炎~
第4回 五十肩~腱板断裂~
第5回 五十肩~肩峰下滑液包炎~
第6回 五十肩~石灰沈着性腱板炎~
本日は五十肩の総論についてご紹介いたします!
まず始めに五十肩とは40~60代に多く見られ、肩周囲の痛みや肩の可動域制限が起こる疾患のことを指します。
五十肩の原因としては加齢と肩関節の使いすぎによる肩の筋肉や関節包(関節のクッションの役割をしているもの)が炎症を起こし、肩の関節に強い痛みが起こります。
また肩を挙げたり、肩を動かすことで痛みが強く出るため、ほとんどの方が肩を全く動かさないようになってしまうことにより、肩周囲の筋肉が硬くなってしまい、肩がスムーズに動かなくなったり、肩が挙がらない、髪の毛を結ぶ動作や帯を結ぶ動作(結髪・結帯動作)ができないなどの症状も発症してしまいます。
「※凍結肩(フローズンショルダー)とは筋肉や関節(関節包)が硬くなり、肩が動かしづらくなること」
症状としては肩周囲に痛みが出現し、また運動時に痛みが強くなります。五十肩では夜間時にジンジンとした疼くような痛みが特徴です!
そして五十肩は時間が経過すると共に痛みが治まって行きます。ですが肩の動きは元通りには行きません。肩の筋肉を動かさないでいると筋肉と関節包の癒着が起こり、肩の動きが悪くなってしまいます。
ですから五十肩は「痛みがない」=「完治」ではないことを覚えておいてください!
治療としてはまず痛みの改善と同時に生活リズム(自律神経)の改善が重要になってきます。
まず、自律神経は交感神経と副交感神経という2つの神経があります。
交感神経は仕事をしている時や集中している時に優位になる神経で、副交感神経は睡眠や食事・休息などリラックスしている時に優位になる神経で、この2つの神経のバランスが良いことで健康でいられます。
しかし、交感神経が働き過ぎてしまうことで筋肉が硬くなり、血管や神経を圧迫して「肩周囲に痛みや炎症の」の症状を強くしているので、当院独自の自律神経調整法を用いて交感神経の緊張を解き、全身の緊張を和らげる施術を行います!
その後、五十肩に対する経穴(ツボ)を使い治療します!
五十肩では肩の筋肉の疲労や炎症により個人差はありますが、強い肩の痛みや可動域制限も多く見られますので、患者様1人1人にしっかりお話しを聞きして、1人1人に合った適切な治療を行っております!
肩周りの強い痛みや肩が挙がらない、肩が動かしづらいなどの症状でお悩みの方は当院までご相談ください!!
次回からは各論として上腕二頭筋長頭腱炎をご紹介致します!
鍼灸指圧専門 「本間治療院」