こんにちは!
【鍼灸指圧 本間治療院】の熊谷です。
蒸し暑い日が続きますね。
明日は夏至です。
夏至は基本的には6月21日ですが、うるう年の前の年だけは22日になります。
ただ、2056年からは20日が夏至となる日もあり、過去には23日が夏至だった日もあるため、確実にこの日と決まっているわけではないようです。
ここ150年間は21日が夏至になることが多いようです。
ちなみに夏至とは、1年のうち一番日照時間が長い日のことです。
さて本題です。
今回のブログは前回のブログ内で出てきた関節構成体についてです。
中でも主要な靭帯についてご紹介させていただきます!!
肩の関節は肩甲骨の肩甲骨関節窩と呼ばれるくぼみと腕の骨である上腕骨の上腕骨頭から作られている関節で、肩甲骨のくぼみが浅く、くぼみにはまる頭が大きい上に、動く範囲が広いので脱臼を起こしやすい関節です。
そのため、簡単に脱臼を起こさないように、筋肉や靭帯でくぼみに引き付けられるようにして補強されている関節です。
今回は補強している靭帯をご紹介させていただきます。
① 烏口上腕靭帯:烏口突起(肩甲骨の胸側から出ている出っ張り)と上腕骨の大・小結節(腕の骨の肩側にある前後の突起)を結ぶ靭帯、関節包(肩関節を覆う膜)の上面を補強します。
② 関節上腕靭帯:関節唇(肩甲骨のくぼみの深さを補助している軟骨)と解剖頚(上腕骨の肩側のくびれ)を結ぶ靭帯をいう。
③ 烏口肩峰靭帯:烏口突起(上記)と肩峰(肩甲骨の背中側から出ている出っ張りの一番肩側)を結ぶ靭帯。関節の上方転位(上腕骨頭が上にずれること)を防ぎます。
このほか、棘上筋(上)、棘下筋・小円筋(下)、肩甲下筋(前)の停止腱である回旋筋腱板(rotator cuff)により補強されます。
肩関節は上記の靭帯のほかに多種多様な筋肉によって簡単には脱臼しないように補強されています。
前回のブログでも述べたように五十肩は、上記のような関節構成体の性質的変化を根本として、原因がはっきりとしない肩関節の痛みや運動制限をきたすことをいいます。
肩を挙げにくかったり、挙げているうちに痛みが出る、髪を結わえることができなかったり、腰に手が回らないなど、気になることがありましたら早めに治療することをお勧めいたします!!
今回は関節構成体のうちの靭帯でしたが、筋肉や神経も後々紹介さていただきます。
治療により、痛みを軽減させていきましょう!
鍼灸指圧専門 「本間治療院」