こんにちは!
鍼灸指圧 本間治療院の熊谷です。
今回のブログでは気圧の変化と痛みについてです。
昔、おじいちゃんやおばあちゃんが「○○が痛くなってきたから明日は天気が悪くなる」ということを聞いたことがあるのではないでしょうか。
このような事は医学の世界では≪気象病≫と呼ばれる病態があります。
慢性的な関節痛や関節リウマチ、気管支喘息などの症状の方が気象の影響を受けます。
特に気圧の変動により、痛みが強くなったり、めまいなどの周辺症状が出やすくなります。
具体的な症状としましては、古傷や手術痕の痛みや関節の痛み、めまい、抑うつ状態などがあります。
このような≪気象病≫を引き起こす原因は気温や湿度ではなく“気圧”です。
耳の奥のほうに気圧のセンサーがあり、気圧が低くなると自律神経にストレス反応が生じ、交感神経が優位に働きます。
そのため、身体や精神的に緊張状態になります。
頭痛や古傷などの慢性的な痛みは交感神経が優位に働くことで痛みが強くなります。
また、このような“気象病”により痛みなどが出やすい人は乗り物酔いしやすく、あまり酔うことが無いと呼ばれる飛行機や新幹線も苦手なことが多いです。
症状改善のために
①規則正しい生活
生活習慣の乱れ(夜更かし・食事を抜いたり)ていると自律神経が正常に働きません。
しっかりと毎日の生活リズムを整えることで自律神経が乱れることを防ぎます。
②酔い止めを飲む
酔い止めやめまい薬を飲むと耳の奥の内耳という部分のリンパ液の循環をよくする効果があるため、気圧が低くなり症状が出始めたときに飲むと症状が抑えられます。
③首の筋肉を緩める
首の筋肉を緩めて血流を良くする事で、内耳のリンパ液の循環もよくなり、頭痛やめまいが抑えられます。
④運動をする
運動の習慣を持つと、自律神経のバランスが整いやすくなります。
特にウォーキングや水泳などの有酸素運動が勇往です。
上記のほかに鍼灸治療も有効です。
痛みの出ているところや症状の改善のほか、当院独自の自律神経調整法により自律神経を整え、痛みの緩和に加え気象病の緩和が可能です。
気圧の変化に弱い方、ひどく痛みの出る方などは一度ご相談ください!!