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腕を肩の高さまで挙げたが維持ができない!そんな症状の原因は!?

こんにちは!!

鍼灸指圧 本間治療院の小林です!

連続して五十肩を6回に分けてご紹介しています!

第1回 五十肩(総論)

以下は各論です。

第2回 五十肩~上腕二頭筋長頭腱炎~

第3回 五十肩~腱板炎~

第4回 五十肩~腱板断裂~

第5回 五十肩~肩峰下滑液包炎~

第6回 五十肩~石灰沈着性腱板炎~

本日は第4回として五十肩~腱板断裂~についてご紹介します!

まず、五十肩~腱板断裂~とは前回紹介しました腱板と呼ばれる肩甲骨周囲の筋肉が疲労して硬くなった状態で肩に強力な負荷がかかることにより肩の動きに重要な4つの筋肉(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)部分断裂してしまい、痛みや肩が挙がらないなどの症状のこと指します。(※また棘上筋の部分断裂が最も多いです。)

原因として一番大きな理由は肩甲骨周囲にある(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)の使いすぎによるものが大きな要因になります。

肩周りの筋肉を使いすぎることにより筋肉に疲労が溜まり、疲労が原因で筋肉の弾力性が低下し、肩に大きな負荷がかかったり、強力な外力がかかることにより筋肉が切れやすくなり、断裂を起こしてしまいます。

また加齢も原因の一つと考えられています。

症状としては肩を動かしたときに痛みが出ます。症状が進行してくると、安静時にも強く痛みが出ます。特徴としては夜間時痛が出て、痛みで寝付けないなどの症状を訴える方が多いです。

腱板断裂の鑑別として腕を90度の高さまで挙げたと時に腱板断裂が起きていると90度の位置が維持できずに腕が下がってしまいます。(※ドロップアームサインテスト)

また肩を挙げようとして時にゴリゴリっとした摩擦音が聞こえます。

治療としては痛みが強く、肩の動きの悪さ、肩が挙がらない場合は手術を行うことがあります。痛みがそれほど強くなく、手術を避けたいという方は保存療法(患部を固定し、安静にすること)が多く行われています。

鍼灸治療としてはまず痛みや動きの改善と同時に生活リズム(自律神経)の改善が重要になってきます。

まず、自律神経は交感神経と副交感神経という2つの神経があります。

交感神経は仕事をしている時や集中している時に優位になる神経で、副交感神経は睡眠や食事・休息などリラックスしている時に優位になる神経で、この2つの神経のバランスが良いことで健康でいられます。

しかし、交感神経が働き過ぎてしまうことで筋肉が硬くなり、血管や神経を圧迫して「肩や肩甲骨周りの痛み」の症状を強くしているので、当院独自の自律神経調整法を用いて交感神経の緊張を解き、全身の緊張を和らげる施術を行います!

その後、五十肩~腱板断裂~対する経穴(ツボ)を使い治療します!

肩甲骨周囲の筋肉の痛みがある場合このような経穴(ツボ)を使います。

・棘上筋~肩井

・棘下筋~天宗・肩貞

・小円筋~天宗・肩貞

・肩甲下筋~天宗・肩貞

五十肩~腱板断裂~では肩の動きに重要な4つの筋肉(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)の使いすぎや負荷がかかることにより筋肉が疲労したり、炎症が強く起こり、腱板の断裂を起こしやすくなっている状態なので、定期的な鍼灸治療を行い疲労をとってあげることで、腱板断裂を起こすリスク回避に繋がります!

肩や肩甲骨周りの痛みになどの症状でお悩みの方は当院までご相談ください!!

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