こんばんは!!
鍼灸指圧 本間治療院の小林です!
連続して頭痛の疾患を6回に分けてご紹介しています!
第1回 片頭痛
第2回 緊張性頭痛
第3回 群発性頭痛
第4回 後頭神経痛による頭痛
第5回 三叉神経痛による頭痛
第6回 薬剤の使用過多による頭痛
第6回目の今回は薬剤の使用過多による頭痛についてご紹介いたします!
まず、薬剤の使用過多による頭痛とはこれまでに紹介していきました頭痛の症状が出た時に多くの方がまず始めに頭痛薬を服用されると思いますが、その頭痛薬を必要以上に服用したり、服用に回数が多い方に出現する頭痛のことを指します。
原因としては薬の服用の回数や量により、脳が痛みの症状に敏感になるため、頭痛の症状が強くなったり、頭痛の回数も増えて行き、頭痛薬の効き目が悪くなってしまいます。
また多くの人が辛い頭痛から逃れたいがために多く頭痛薬を使用してしまうという悪循環により、薬剤の使用過多による頭痛が発症してしまいます。
またこのような症状が見られる方は薬剤の使用過多による頭痛の可能性が高いと言えます。
・月に15日以上の頭痛がある。
・月に10日以上の頭痛薬の服用がある。
・朝起きてから頭痛が起こる。
・以前まで効果のあった頭痛薬が効かなくなってきたり、薬を飲むことで頭痛がひどくなった。
などの症状が見られる方はご注意ください。
治療としてはまず、頭痛薬の量や回数を少しずつ減らして行くことが大切です!!
そして薬の服用を減らすと同時に生活リズム(自律神経)の改善が重要になってきます。
まず、自律神経は交感神経と副交感神経という2つの神経があります。
交感神経は仕事をしている時や集中している時に優位になる神経で、副交感神経は時睡眠や食事・休息などリラックスしている時に優位になる神経で、この2つの神経のバランスが良いことで健康でいられます。
しかし、交感神経が働き過ぎてしまうことで筋肉が硬くなり、血管や神経を圧迫して「頭痛」の症状を強くしているので、当院独自の自律神経調整法を用いて交感神経の緊張を解き、全身の緊張を和らげる施術を行います!
そして当院は筑波技術大学 保健科学部保健学科の助教授 近藤 宏先生と頭痛に対する鍼灸治療の有効性及び費用対効果について研究を行っております!
この研究では16歳以上の方で3ヶ月を超えて1ヶ月1日以上頭痛がある方を対象に、3ヶ月間の鍼灸治療による費用対効果や頭痛の程度、日常生活への支障度等にどのような効果を与えることができるか検討することを目的としています!
頭痛は国民の1/4が訴える愁訴であり、特に慢性頭痛は3000~4000万人いると言われており、著しくQOL(生活の質)を低下させることが報告されています!
また頭痛では1年間発作に悩まされずに健康に暮らすためには約200万円の余計な支出が必要となることも報告されていて、頭痛は経済的にも損失が大きいと言えます。
頭痛が多く出る方は、頭痛の症状だけではなく、頭痛薬の服用時に起こる薬の副作用などでお困りの方も多くいらっしゃると思います。
そこで、当院では副作用のない鍼灸治療行い、頭痛の回数を減らし、頭痛をなくしていくことを目的として治療を行っております!
頭痛薬を飲んでも頭痛が出るなどの症状でお悩みの方は当院までご相談ください!!
鍼灸指圧専門 「本間治療院」