~外傷性膝関節疾患(そのからの衝撃によって起こる膝の疾患)の主な症状について~
こんにちは!
本間治療院の榊原です!
今年は暖冬だとかなんだとかニュースで話していたのを安心して聞いていたら、急な寒波到来で、寒がりな私は急な気温の変化についてくことができていません・・・(汗)
お互いに体調管理には充分に注意して、この冬を乗り切りましょう!
さて、今回は外傷性膝関節疾患(外からの衝撃によって起こる膝の疾患)判別についてお話致します。
このお話で重要となってくるのは今の症状が出た明らかな原因があるかないか。
その原因となり得るものと下記の①~⑦のどれかに当てはまるものがあった場合は鍼灸治療が適応外となります。
膝にかかわらず出現する症状もありますので、ご参考までにお目通しくださいね!
①腫脹(痛みのある部位の腫れ)
受傷後(または誘因が作用した直後)1時間以内(遅くても2時間以内)に膝関節部に腫れが出現します。この腫れは関節内血種(関節の中で出血が起こっている状態)で、関節内骨折、靭帯損傷、半月板損傷あるいはこれらが合併して、重症の徴候と判定します。
また、腫れが関節の中の範囲を超えて大腿(太もも)や下腿(膝からしたの足)にまで及ぶものも骨折の疑いがあります。
②嵌頓症状
外傷後、繰り返して嵌頓症状の出現をみるものは半月板断裂で、一般的には保存療法の適応外と考えます。外科的処置(手術等)が必要です。
③起立不能(立ち上がることができない)
外傷直後、激痛と共に立ち上がることができないと訴えがあるものは骨折の疑いが強まります。
④屈伸不能(膝の曲げ伸ばしができない)
半月板断裂、靭帯損傷、大腿四頭筋断裂では膝を伸ばすことができなくなり、骨折では屈曲も伸展(曲げたり伸ばしたり)ができなくなります。
⑤膝蓋底(膝のお皿の上)のへこみ
これは、大腿四頭筋腱断裂の徴候で、自分の力では膝が伸ばせない状態になります。
又は、自分では伸ばしているつもりが、他覚的にみると伸びていないなどの矛盾した現象が起こります。
⑥膝蓋靭帯部のへこみ
膝蓋靭帯断裂の徴候です。やはり、自分の力では膝を伸ばすことが出来なくなります。
⑦変形
外傷性の膝疾患で、反張位(膝が伸びすぎる)、外反位(O脚)、内反位(X脚)などの変形が確認できます。
受傷後にこれらの症状があったら鍼灸治療の適応外となる可能性が高いです。
ご自身では、よくわからないという場合は、お気軽にご相談してくださいね。
担当となる先生が問診し、慎重に徒手検査等の必要な検査を行った後に鍼灸適応外の場合は、適切な医療機関への受診を促し、鍼灸治療が行える場合は、そのまま鍼灸治療を行い症状の改善・状態の向上に努めます!
辛い症状がおありの方は当院に一度ご連絡ください!
正しい判定を行い、状態改善をしていきましょう!
本日はこれで以上です!
次回のお話はまだ内緒です!
お楽しみに!