こんにちは!
鍼灸指圧 本間治療院の熊谷です。
すっかり冬の陽気になってきましたね。
今年も残すところあと1ヵ月半をきりました!
来年1月1日は面白いことに、うるう秒というものがあるそうです!
2017年1月1日午前8時59分59秒と午前9時00分00秒の間に、8時59分60秒が入るそうです。
このうるう秒は1972年から始まり、来年の1月1日で27回目!
ちなみに前回は2015年7月1日午前9時直前にあったそうですよ!
1月1日は1秒間長くすごせるのでゆっくりとお正月を満喫しましょう
今日の本題です!
前回のブログでは肩関節の前方挙上(屈曲)にかかわる筋肉としまして、三角筋(前部)をご紹介させていただきました。
今回は主な筋肉として大胸筋(だいきょうきん)をご紹介させていただきます。
大胸筋(上部)
起始 ①鎖骨部:鎖骨の内側半分 停止
②胸肋部:肋骨前面・第2-6肋軟骨 上腕骨大結節稜
③腹部 :腹直筋鞘の前葉
Model 小林 勇士先生
大胸筋の主な動きは大胸筋の上が働くのか、下の部分が働くのかによって変わってきます。
大胸筋上部
①肩関節の水平内転
②肩関節の内旋
③肩関節の屈曲
④吸気の補助(息を吸うことの補助)
大胸筋下部
①肩関節の水平内転
②肩関節の内旋
③肩関節の内転
④吸気の補助(息を吸うことの補助)
このような動きに働きます。
上部と下部で違うのは、③の屈曲と内転ですね。
肩関節の屈曲動作(腕を前にあげる動き)では大胸筋の上部が働きます!
腕を前にあげていく際に肩の前側に痛みが出たり、痛みが肩の内側や胸の近くが痛んだりすると大胸筋を痛めている可能性があります。
大胸筋は肩の動きのほかにも物を押す力などに関係し、男性であれば胸板に関係し、女性であればバストやデコルテに関係します。
また、原因不明の頭痛や肩こりは大胸筋のこりや痛みからきていることもあります。
大胸筋の動きが悪いため肩甲骨周りのこりが生まれ、肩こりにつながったり、肩こりの症状が強くなり、頭痛まで引き起こすことがあります。
大胸筋はさまざまな肩の動きに関係するため、痛めてしまうと多くの動きに支障をきたす可能性があります。腕を前にあげる動きなどで痛みが出てくると、痛めていないほかの筋肉を大胸筋が動かない分、いつもより多く働かせます、そのまま放置していると多く働いている痛めていない筋肉にも動かしにくさや痛みなどが出てくることがあります。
初期段階で痛みや動かしにくさなどの違和感を放置してしまうと、他の筋肉や靭帯、神経まで痛みや炎症などが広がるため、初期段階での治療がとても重要になってきます。
鍼灸治療は筋肉の深部にまで刺激を加えることが可能です。
そのため、他の整体や接骨院で治らなかった方や急に痛めてしまった方、整形では異常なしと診断されたが痛みがある方など、お困りの方は一度鍼灸院を受診されることをお勧めします。
「まだ動くから」「何とかなってるから」といってスルーするととても危険です
痛みは体が苦しんでいる証拠です。
これからも一緒に付き合っていく大事な体ですので、いたわってあげましょう。
鍼灸指圧専門 「本間治療院」