膝の痛み・・・鍼灸治療は効く??②
こんにちは!
本間治療院の榊原です!
あの猛暑だった今年の夏も終盤を迎えてきていますね!
今年の夏が例年にない猛暑だったせいか、29℃程度の気温だとなんだか涼しく感じてしまいますね!
来週から徐々に気温が上がっていき、猛暑が再来する様ですね。
体調管理にはお互いに気をつけて、この夏を乗り切りましょう!
今週も、先週の続きである鍼灸治療の適応でない病気をお話していきますね!
目次
鍼灸治療の適応で無い疾患
<非外傷性膝関節(膝の内側に原因がある場合)>
- 膝関節周辺の腫脹
- 化膿性膝関節炎
- 離断性骨軟骨炎
- 滑膜骨軟骨腫症
前回は1.膝関節周辺の腫脹についてお話しましたので
今回は、2.化膿性膝関節炎についてお話します!
化膿性膝関節炎ってどんな病気?
2.化膿性膝関節炎とは
膝関節に炎症が起きて膝の軟骨が破壊されてしまう疾患で、痛みや運動制限(腫れや痛みによってうまく動かすことができない)などの症状をもたらします。進行がとても早いため迅速な治療が求められます。
〔 症 状 〕 関節部の疼痛・赤み・熱感・腫れ・運動制限(痛みによって膝をうまく動かせない)などです。注射からの感染が原因の場合は、注射後24時間~48時間くらいで症状が発現します。
膝関節痛でこれまでに何回も関節内注射を試みた症例で、局所に著名な炎症症状をみるものはこの化膿性膝関節炎を疑います。
この疾患の原因は、血行性のもの(他の臓器に感染巣があり、そこの細菌が血の流れと共に膝関節内部に入ってしまう)、膝関節の周りにある軟部組織(皮膚・脂肪・筋)などに生じた感染が膝関節内にまで及んでしまう、怪我や手術・関節内注射の際に関節内に細菌が侵入してしまう、などです。
特に近年は副腎皮質ホルモンの関節内注射が外来で施行されるようになってから、本症が急速に増加傾向を示しています。
〔 治 療 〕 主な治療は抗生物質の大量投与ですが、手術が必要になることも少なくはありません。
炎症症状が鎮静しても後に強直(運動障害の原因が関節包内の関節を構成する骨や軟骨にあるもの。)を残してしまうことも少なくありません。
上記の症状にご自身の症状が当てはまっているのかあてはまらないのか、その症状以外でも不安や心配になることがありましたら一人で悩まないで不安になったら当院に相談してくださいね。
一度当院で問診を含め検査をさせていただき、鍼灸治療ができるものなのかをしっかり判別致します。
そして、鍼灸治療が可能なものであれば当院で治療をしていきましょう。
仮に、このタイトルでもある化膿性膝関節炎の疑いが高い場合は、適切な医療機関への受診をおすすめします。
次回は、離断性骨軟骨炎についてお話致します!!
お楽しみに~(*^^*)