膝の痛み・・・鍼灸治療は効く??⑥
こんにちは!
本間治療院の榊原です!
先週からやっと秋晴れしたのかな?と思う程晴れの日が続きますね!
洗濯物日和が続くので、私には大助かりです!
ただ、急激な気温の変化に身体がうまくついていかない様に感じます・・・。
身体を冷やさないように注意し今年の冬も乗り切りましょう!
前回までは、鍼灸治療の適応で無い疾患のうちの非外傷性膝関節(膝の内側に原因がある場合)についてお話をしてきました!
ですので、今回から<外傷性膝関節(膝の外側に原因がある場合)>についてお話をしていきます!
目次
鍼灸治療の適応で無い疾患
<非外傷性膝関節(膝の内側に原因がある場合)>
- 膝の捻挫・半月板損傷・靭帯損傷
- 大腿四頭腱断裂
- 膝蓋靭帯の断裂
- 膝関節および周辺の骨折
今回は2.大腿四頭筋腱断裂についてお話いたします!
まず、大前提としてこの大腿四頭筋腱の断裂は非常に稀な疾患です。
上記を踏まえた上でこのブログをお読みください。
*大腿四頭筋とは?*
ご存知の方も多いかと思います。この筋肉は太ももの前面にある筋肉でとても大きな筋肉です。
大腿四頭筋は、骨盤の前と太ももの骨の前側から起こり脛骨粗面(膝蓋骨の下にあるすねの骨の出っ張り)に着いていて、正座した状態からの立ち上がり動作、歩くとき・走るや階段を昇る時に膝を伸ばす力を加えます。
名前から見ても想像がつくと思いますが、この筋肉は4つの筋肉から成り立ちます。
大腿直筋・外側広筋・中間広筋・内側広筋という4本の筋肉が集合し膝蓋靭帯となり脛骨粗面(膝蓋骨の下にあるすねの骨の出っ張り)という場所に付着します。4本の頭(筋)があることから、大腿四頭筋。わかりやすい名前ですね!
そんな大腿四頭筋や腱が断裂してしまうなんて・・・想像もつかないですよね。
ですが、実際に断裂してしまうことがあります。もし断裂してしまった場合、鍼灸治療で断裂を治療することはできません。
鍼灸治療は、断裂治癒後の動作障害や膝まわりの炎症に対して治療を行えます!!
大腿四頭筋の断裂は膝蓋骨の上のあたりで起こることがあり、歩行中の膝折れや階段を降りようとした時やつまづきそうになった時に踏みこらえようとした瞬間などに、膝蓋骨の上に激痛を感じます。
多くは中高年以降の方、特にふくよかな方に好発すると言われています。
大腿四頭筋腱が断裂している場合は、膝に激痛を発症した直後に膝蓋骨に腫れ・圧痛があり断裂部と思われるところに横走するへこみが感じられます。このへこみは目視で確認できるものもあります。又、24時間ほど経過すると内出血が現れます。
よく聞く患者さんの訴えは、「自分の力では膝を伸ばす事ができない。」というものですが、他人が見ていると問題なく伸ばせています。このような自覚的感覚と他覚的所見での矛盾が生まれる訴えがあります。
治療は、早期に腱を縫合するための手術が必要になります。
鍼灸治療は術後の痛みを軽減させたり、機能回復等で活躍できます!
膝の手術後の痛みやそれ以外の膝の痛みでお悩みの方は当院にご相談ください!
問診(状態の確認、症状の状態についてお話を伺う)を行い痛みの改善する治療を行っています!
以上、大腿四頭筋腱断裂についてでした!
次回は4.膝蓋靭帯の断裂についてです!お楽しみに!!